友情結婚って決めたのに 隠れ御曹司と本気の恋をした結果
口を挟むならこのタイミングしかない。
そう思って話を切り出そうとしたが、頼み事の内容が簡単には了承できるものではなくて……。
断念せざる終えなかった。
「そうですわよね。授かりものと、よく言いますもの。けれど……。受け身にならず積極的に、男女の営みを働きかけるのも妻としての役目でしてよ?」
「はぁ……」
「いい加減にしろよ。菫さんに、下世話な話をするな」
「まぁ。これは先輩としての、アドバイスですのに……。菫さんだって、もうすぐ30歳が見えて来ますもの。子どもを授かるなら、早いに越したことはありませんわ。母子ともに、健康でいるためにもね」
蛍くんのお母様は口元だけを綻ばせたあと、こちらをじっと見つめた。
その目は笑っていなかった。
やっぱり、私と蛍くんの結婚を反対しているのかなぁ……?
ここではっきりと子どもを産むつもりなんかありませんと啖呵を切ったら、修羅場が始まりそうだ。
蛍くんのお母様はお嬢様口調で親しみやすそうに聞こえる。
けれど、自分の親と喧嘩するように声を荒らげたら「下品」と蔑まれ、さらに嫌われそうな感じがした。
そう思って話を切り出そうとしたが、頼み事の内容が簡単には了承できるものではなくて……。
断念せざる終えなかった。
「そうですわよね。授かりものと、よく言いますもの。けれど……。受け身にならず積極的に、男女の営みを働きかけるのも妻としての役目でしてよ?」
「はぁ……」
「いい加減にしろよ。菫さんに、下世話な話をするな」
「まぁ。これは先輩としての、アドバイスですのに……。菫さんだって、もうすぐ30歳が見えて来ますもの。子どもを授かるなら、早いに越したことはありませんわ。母子ともに、健康でいるためにもね」
蛍くんのお母様は口元だけを綻ばせたあと、こちらをじっと見つめた。
その目は笑っていなかった。
やっぱり、私と蛍くんの結婚を反対しているのかなぁ……?
ここではっきりと子どもを産むつもりなんかありませんと啖呵を切ったら、修羅場が始まりそうだ。
蛍くんのお母様はお嬢様口調で親しみやすそうに聞こえる。
けれど、自分の親と喧嘩するように声を荒らげたら「下品」と蔑まれ、さらに嫌われそうな感じがした。