友情結婚って決めたのに 隠れ御曹司と本気の恋をした結果
4・友情結婚の集い
「蛍くん!」
今日は蛍くんおすすめの催しが行われる場所の近くで、彼と待ち合わせた。
会場内では仮面をつけて素顔を隠すって言われていたけど、それだけではどうにも不安が拭えない。
私は思い切って、形から入ることにした。
今日のテーマはセクシーな大人の女性だ。
オフィスカジュアルな普段着ではなく、タイトスカートと胸元がハートにくり抜かれたセーターを着用してみた。
くるくると髪を巻いて濃いめの化粧を施すのは、似合っているかどうかすごく心配だった。
でも、合流した蛍くんがいつもと違う雰囲気の私を目撃して固まっているあたり、これは大成功と言っても過言ではないのではないだろうか……。
「どうかな? 思い切って、イメチェンしてみたの! これで、ちょっとは変装になるといいんだけど……」
蛍くんは無言で着ていたジャケットを脱ぐと、私にそれを着せてくれた。
せっかくのおしゃれな格好を隠すってことは、似合ってないってことかな!?
ちょっぴりショックを受け、理由を説明してもらうために彼をじっと見上げる。
程なくして夫は、なんとも言えない表情のままぽつりと呟いた。
今日は蛍くんおすすめの催しが行われる場所の近くで、彼と待ち合わせた。
会場内では仮面をつけて素顔を隠すって言われていたけど、それだけではどうにも不安が拭えない。
私は思い切って、形から入ることにした。
今日のテーマはセクシーな大人の女性だ。
オフィスカジュアルな普段着ではなく、タイトスカートと胸元がハートにくり抜かれたセーターを着用してみた。
くるくると髪を巻いて濃いめの化粧を施すのは、似合っているかどうかすごく心配だった。
でも、合流した蛍くんがいつもと違う雰囲気の私を目撃して固まっているあたり、これは大成功と言っても過言ではないのではないだろうか……。
「どうかな? 思い切って、イメチェンしてみたの! これで、ちょっとは変装になるといいんだけど……」
蛍くんは無言で着ていたジャケットを脱ぐと、私にそれを着せてくれた。
せっかくのおしゃれな格好を隠すってことは、似合ってないってことかな!?
ちょっぴりショックを受け、理由を説明してもらうために彼をじっと見上げる。
程なくして夫は、なんとも言えない表情のままぽつりと呟いた。