弱さを知る強さ
「本当にね」
「あやは、治療してコントロール出来るようになったら飯もケーキも好きなもの好きなだけ食べられるようになる
今治療せず痛みを我慢しても絶対に良くならないしいつまでもうまいもの食べたいだけ食べれない
人生勿体無いだろ」
「...」
「俺も兄貴たちも親父も母さんもあやはの味方で協力してくれる、だから逃げずに戦おう」
いつもの金森先生と少し違った気がした
今まではすごくツンツンしてて寄り添うよりも
私を諭して治療治療だったけど今は
一緒に頑張ろうって言ってくれる
「...うん」
「おい、恭介
ちょっとこっちこい」
今までソファでくつろいでいたお父さんが
私たちの会話をきいて金森先生をリビングから連れ出した
いつもと違う怒った声
「あやはちゃん、気にしないで」
なにか失礼なことしたのか心配していたら私の向かい側に座ってお母さんが話しかけてくれた
「...はい」
「もしあやはちゃんが嫌でなければ連絡先おしえてよ」
「そんなん、嫌なんかじゃ!」
「そう?よかった
何かあったら連絡して
出来ることはなんでも協力するから」
「ありがとうございます」
それから最近のおすすめのスキンケアや
お母さんの時代の実習の話
看護師になってからの話をたくさんしてくれて
とても楽しい時間をすごした
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