弱さを知る強さ

◯あやは◯

「待って今なんて言った?」

「俺はあやはが好き
会ってない2ヶ月、毎日心配で倒れてないか
飯食えてるか気になって寝れなかった
いくら担当してる患者だからって普段そんなこと思わない、でもあやはだけは違う
それで気づいた、おれはあやはが特別なんだって」

「...」

「だから俺と付き合ってください」

急すぎてびっくりしてる...
だけど...

「...私も金森先生だからきっと病気と向き合えてるんだと思う
金森先生じゃないと何もできない
だからずっと一緒にいたい
病気を治したい」

「ってことは?」

「よろしくお願いします」

「...はぁよかった」

金森先生が安堵の表情をみせた

私もいまドキドキが止まらず苦しい

こんな立派なお医者さん、私には勿体無い

「でも...こんな私でいいの?」

「こんな私って?」

「病弱だし、弱虫だし、何もできないし」

「病弱なのは俺が医者だから問題ない
弱虫なのも俺が強くするから問題ない
何もできないのは思い違いであやははなんでもできてるから大丈夫だ」

手を握ってくれた

「ふふっ」

つい、声が出ちゃった
嬉しい

「疲れてるなら尚更、車で送るよ」

「...わかった
ありがとう」

車に乗って家まであっという間についた

「付き合ってるんだし絶対音信不通になるなよ
俺の着信拒否を解除しろ」

「あっ、はい
いますぐします」

「そして明日は午後からの入院になる
荷物まとめといて
12時に迎えにくる」

「...」

「なるべく俺も病院にいるようにするから」

「...」

「あやは」

チュ

「//なに?」

「そんな照れるなよ、顔真っ赤だぞ」

「急だったから」

「はぁ理性保つの大変だな
じゃあ明日、また連絡する」

「...うん」

車に乗り込んで先生は帰って行った

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