弱さを知る強さ
その日は金森先生が彼氏になったドキドキと
入院のドキドキで寝られなかった
携帯で大好きなアニメを見ながら寝るタイミングを伺った...
明日からの入院は決まってるから準備をして明日に備えた
4:00
が...急にお腹が痛くなってきた
昨日、ご飯もいっぱい食べたしケーキまでご馳走になったからお腹がびっくりしてるんだ...
「うぅぅぅ」
昼には金森先生が迎えにくる...
それまで我慢できるかな
金森先生いま絶対寝てるよね
寝てるのに連絡すると起きちゃう
申し訳ない
ダメダメ我慢...
我慢して1時間
日も昇ってきた
「...はぁ...はぁ」
息もするのも辛い
もう起きたかな
一回だけ電話をかけて出なかったら起きるまで待とう
...プルルル
...プルルル
『...はい』
「...はぁ...はぁ
金森先生」
『どした?』
「...ごめんね、寝てたよね?」
「大丈夫か?」
これだけで私が苦しんでいるのがわかる先生はすごい
「...お腹痛くて」
「いつから?」
「動けなくなったのは1時間前くらい」
「なんですぐ電話しない
今から迎えに行く」
...ぷーぷーぷー
切られた...
なるべく動かないように横になって先生が来るのを待った
...ピンポーン
30分もしないうちにインターフォンがなった
この時間は絶対に金森先生
「...先生、いま動けなくて...
...鍵を...あけられ...ない」
「動けるタイミングでいいから頑張って開けてくれ」
扉の向こうから先生の声が聞こえた
しばらくしてゆっくり歩いて鍵を開けた
「ちょい失礼」
「うわっ」
お姫様抱っこされた
「やめて恥ずかしい//」
「こんな朝早くから誰も見てない」
「...」
下に止めてあった先生の車にのせられた
「入院セット、準備してるか?」
「...うん
玄関にある大きいバッグ2個とリュック」
「わかった、持ってくる
鍵は?」
「ドアにマグネットで張り付いてるやつ」
「わかった」
金森先生が家に戻って荷物を持ってきて戻ってきた
「...ありがとう」
「じゃ向かうぞ」
「...うん」
「足りないものあったら言って
タイミングあれば取りに行くから」
「...金森先生...いつもより優しい」
「いつも優しいだろ」
車を走らせて5分ほどまたお腹が痛くて話せなくなった
「...はぁ...はぁ...痛い」
「病院行ったらまず点滴だな」
「...打てない」
「大丈夫、2ヶ月前のあやはは打ててた」
「...」
「なんで1時間も我慢した
痛くて動けないならその時点で電話しろよ」
「...だって
先生も寝てるかなと思って...」
「俺は気にするな
行けない時は行けないし電話出れない時は出れない
でもとりあえずかけてヘルプしろ
携帯で出なければ病院に直接かける
絶対我慢するな、意識無くなったら怖い」
「...わかった」
淡々と話しながら運転をする先生の横顔はかっこいい
好きという感情がわからなかったけど
先生と付き合ってかっこいい触れたい好き
がわかるようになった
わたし幸せ
◯