弱さを知る強さ

◎恭介◎

俺の顔を見てニヤニヤしながらねたあやは

人に遠慮をしながら生きてきたのか自分のことは後回しで他人のことを考える

看護師としてはいいかもしれないが
患者としては少し怖い

俺と付き合って彼氏という存在ができて
頼ることを覚えたらもっと治療も進めやすいかも

聡が言ってた通りだ
もっと早く動いておけば
もっと早く付き合っていればここまで
ひどくなる前に手が打てたのかもしれない


病院についた
車のバッグ音であやはは起きた

「立てるか?」

「...うん」

「とりあえず救急で軽く診察して処置してから病棟にあがるから」

「...できない」

「移動しよう、どうする?担架持ってくる?」

「...あるく」

ゆっくり車を降りた


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