続・幼なじみの不器用な愛し方
「明美さん、見すぎ」
「え? え、だって……」
「神崎さんの顔に穴開いてまうから。落ち着いて」
「と、智くんはなんでそんな落ち着いてんの」
「俺は一昨日会うたからな」
そんなことを言う石田さんだけど、少しびっくりした様子を見せただけで、すぐに意識は切り替わってたけどなぁ……。
わたしが思ったことを有斗も同様に感じたのか、隣から視線を感じて思わず笑ってしまった。
初めはプチパニックを起こしていた明美さんも、談笑していくうちに慣れていった。
新幹線の時間に合わせて有斗がキルシュを出る頃には、おひさまみたいな明るさで有斗と打ち解けていたのだった。
連休明け、検診の予定はなかったけれど病院に行き、引っ越しが決まったことを伝えた。
紹介状を書いてもらい、転院先を早めに決めておくように言われる。
「引っ越し作業もあると思うけど、くれぐれも無理はしないようにね」
念を押すように言われたので、わたしは素直に頷いた。
『まじで、絶対、無理すんなよ』
ベッドの上に置いたスマホから、スピーカー越しに有斗の圧を感じる。
取り込んだ洗濯物を畳みながら、「わかってるよ」と短く返す。
それでも有斗は納得いっていないようで、
『重いものは俺が行った時にやるから、全部置いとけよ。持っていいのは1キロまでだ』
「何言ってんの。過保護すぎだってば」
「え? え、だって……」
「神崎さんの顔に穴開いてまうから。落ち着いて」
「と、智くんはなんでそんな落ち着いてんの」
「俺は一昨日会うたからな」
そんなことを言う石田さんだけど、少しびっくりした様子を見せただけで、すぐに意識は切り替わってたけどなぁ……。
わたしが思ったことを有斗も同様に感じたのか、隣から視線を感じて思わず笑ってしまった。
初めはプチパニックを起こしていた明美さんも、談笑していくうちに慣れていった。
新幹線の時間に合わせて有斗がキルシュを出る頃には、おひさまみたいな明るさで有斗と打ち解けていたのだった。
連休明け、検診の予定はなかったけれど病院に行き、引っ越しが決まったことを伝えた。
紹介状を書いてもらい、転院先を早めに決めておくように言われる。
「引っ越し作業もあると思うけど、くれぐれも無理はしないようにね」
念を押すように言われたので、わたしは素直に頷いた。
『まじで、絶対、無理すんなよ』
ベッドの上に置いたスマホから、スピーカー越しに有斗の圧を感じる。
取り込んだ洗濯物を畳みながら、「わかってるよ」と短く返す。
それでも有斗は納得いっていないようで、
『重いものは俺が行った時にやるから、全部置いとけよ。持っていいのは1キロまでだ』
「何言ってんの。過保護すぎだってば」