続・幼なじみの不器用な愛し方
もちろん不動産屋さんに聞くのが一番だとは思うけど、損得勘定を抜きにした住人の意見も聞いてみたかったのだ。
地域を絞っていたほうが役所に行ったときも話をしやすいだろうし、今回選ぶ町はこの子にとって初めて住むところになるだろうから慎重に選びたかった。
そんなことを考えるわたしの問いかけに、オーナーさんは目をぱちくりと瞬かせた。
「それなら、わたしの知り合いに頼んでみましょか」
わたしの話を一通り聞いた後、オーナーさんが力強くそう言った。
思いがけない発言に、わたしは「え」と短い声を漏らす。
「電話かけてみるから、ちょっと待っとってください」
わたしの返事を待たず、オーナーさんは忙しなくラウンジを出ていった。
わたし、住みやすい町を訊ねただけだったよね……!?
予想外の展開に、わたしの理解はまだ追いついていなかった。
連絡ついたよと満面の笑みで告げられて、1時間もしないうちにその人はやってきた。
「彼、石田智大くん。わたしのお友達です」
オーナーさんに連れられてラウンジに現れたのは、黒髪メガネをかけた1人の男性だった。
地域を絞っていたほうが役所に行ったときも話をしやすいだろうし、今回選ぶ町はこの子にとって初めて住むところになるだろうから慎重に選びたかった。
そんなことを考えるわたしの問いかけに、オーナーさんは目をぱちくりと瞬かせた。
「それなら、わたしの知り合いに頼んでみましょか」
わたしの話を一通り聞いた後、オーナーさんが力強くそう言った。
思いがけない発言に、わたしは「え」と短い声を漏らす。
「電話かけてみるから、ちょっと待っとってください」
わたしの返事を待たず、オーナーさんは忙しなくラウンジを出ていった。
わたし、住みやすい町を訊ねただけだったよね……!?
予想外の展開に、わたしの理解はまだ追いついていなかった。
連絡ついたよと満面の笑みで告げられて、1時間もしないうちにその人はやってきた。
「彼、石田智大くん。わたしのお友達です」
オーナーさんに連れられてラウンジに現れたのは、黒髪メガネをかけた1人の男性だった。