続・幼なじみの不器用な愛し方
結果、宮水に「連絡不精め」と言われる羽目になったけれど。
「ただいま戻りましたー」
居住区に繋がる裏手の扉ではなく、表の木枠のガラス戸から建物内に入る。
と、入り口付近のカウンターでパソコンに向かって眉根を寄せていた顔がこちらを向いた。
「おかえり」
それだけを言って再び指を動かしはじめた石田さんを横目に、わたしもカウンターの内側に荷物を下ろす。
コワキーングスペースとしてオープンしている店内には、他に2人ほどお客さんがいる。
「じゃ、俺向こう行ってるから。なんかあったら声かけて」
「わかりました」
開いていたノートとパソコンを手に、石田さんが店内の奥の席へと移動する。
そこに入れ替わるようにわたしは椅子に腰を下ろし、読みかけだった文庫本を開いた。
コワーキングスペースのスタッフとして、これまでは石田さんが担っていたお会計や簡単な清掃などの業務を行うようになったのは、つい先日のことだ。
諸々の手続きや住宅環境の整備が落ち着いた頃、アパートに帰ると、ガラス戸の向こうに明海さんがいた。
外から覗くわたしに明海さんも気付いてくれたようで、約1ヶ月ぶりの再会を果たしたのだった。
「ただいま戻りましたー」
居住区に繋がる裏手の扉ではなく、表の木枠のガラス戸から建物内に入る。
と、入り口付近のカウンターでパソコンに向かって眉根を寄せていた顔がこちらを向いた。
「おかえり」
それだけを言って再び指を動かしはじめた石田さんを横目に、わたしもカウンターの内側に荷物を下ろす。
コワキーングスペースとしてオープンしている店内には、他に2人ほどお客さんがいる。
「じゃ、俺向こう行ってるから。なんかあったら声かけて」
「わかりました」
開いていたノートとパソコンを手に、石田さんが店内の奥の席へと移動する。
そこに入れ替わるようにわたしは椅子に腰を下ろし、読みかけだった文庫本を開いた。
コワーキングスペースのスタッフとして、これまでは石田さんが担っていたお会計や簡単な清掃などの業務を行うようになったのは、つい先日のことだ。
諸々の手続きや住宅環境の整備が落ち着いた頃、アパートに帰ると、ガラス戸の向こうに明海さんがいた。
外から覗くわたしに明海さんも気付いてくれたようで、約1ヶ月ぶりの再会を果たしたのだった。