仮面フィアンセ〜憧れの外交官からの執着愛に今にも陥落しそうです
気づけば、首を横に振る選択肢は失われていた。
「引っ越し業者は俺が手配しておく。日程はまた知らせるから」
修吾は当たり前のように告げる。
「荷造りも無理にひとりでやらなくていい。手が必要なら呼んでくれ」
「……はい」
誌史は思わず素直にうなずいてしまう。
(本当に……修吾さんと一緒に暮らすんだ……)
理解していたはずなのに、胸の奥で鼓動が暴れ出す。どうしても落ち着かない。
タクシーが誌史のマンションの前に止まった。
「着いたな」
修吾が先に降り、手を差し伸べて誌史を降ろす。ふたり並んでエントランスまで歩くと、そこで彼が立ち止まった。
「今日はありがとう。……おやすみ」
「引っ越し業者は俺が手配しておく。日程はまた知らせるから」
修吾は当たり前のように告げる。
「荷造りも無理にひとりでやらなくていい。手が必要なら呼んでくれ」
「……はい」
誌史は思わず素直にうなずいてしまう。
(本当に……修吾さんと一緒に暮らすんだ……)
理解していたはずなのに、胸の奥で鼓動が暴れ出す。どうしても落ち着かない。
タクシーが誌史のマンションの前に止まった。
「着いたな」
修吾が先に降り、手を差し伸べて誌史を降ろす。ふたり並んでエントランスまで歩くと、そこで彼が立ち止まった。
「今日はありがとう。……おやすみ」