野いちご源氏物語 四六 椎本(しいがもと)
「私が死んだあと、ここにいる姫たちをときどき見舞ってやってください。どうかお気にかけてくださいますよう」
とお願いなさる。
「承知いたしました。この世に執着しないためになるべく地味に生きておりますから、たいした出世などはいたしませんでしょうけれど、誠意だけはお見せしつづけたいと存じます」
薫の君のお返事に、宮様はうれしいとお思いになる。
とお願いなさる。
「承知いたしました。この世に執着しないためになるべく地味に生きておりますから、たいした出世などはいたしませんでしょうけれど、誠意だけはお見せしつづけたいと存じます」
薫の君のお返事に、宮様はうれしいとお思いになる。