恋愛期間0。彼の毒はスイーツより甘かった。(仮)
寝ている間き、隣へ車が停まっていたようだ。
暗がりで良く見えないが、四十代位の男性が車の側で煙草を吸っていた。
こんなに空いてるのに、わざわざ隣に停めなくていいのに。
トイレから戻ったら車は移動しよう。
しかし、その男性は私の後を付けるようにトイレまで一緒だった。済ませて出てきたら、待ってましたと言わんばかりに寄ってきた。
「な、何ですか?」
「あんな車に乗ってるから男だと思ってたけど。女の人が一人で真夜中に出歩くの怖くない?」
お前の方が怖いわ!
とは言えず、「大丈夫です」と、ポッケに入れていた防犯ブザーを取り出した。
「それは必需品だね。でも気を付けた方がいいよ?」
お節介オジサンは、それでも説教を垂れる。
「カーテンが短いから中、覗こうと思ったら出来るから」
「!」
背筋が凍った。
この人は、隣に停めて、恐らく隙間から中を覗こうとしたのだ。
単に車中泊者に絡みたかったのかもしれないし、本当に心配してたのかもしれない。
だけど、やっぱり気持ち悪い。