恋愛期間0。彼の毒はスイーツより甘かった。(仮)
✴
「で、俺はどうしたらいいわけ?」
一時間もしないうちに塩田が車でやって来た。
恐る恐る運転席側の窓を開けて、あのオジサンが居ない事を確認する。
「ごめんなさい」
咄嗟とは言え、何で、この人に電話してしまったのか。しゅんとする私に意外にも慈悲めいた言葉を掛けてきた。
「……聞こえてたけどあんなの絡まれたらビビるわな。良かったな、俺が同県内に居て」
私は素直に頷いた。
「手が痛いって、乱暴されたのか?」
塩田が目で合図するから、助手席のロックを解除し乗車して貰う。
「捕まれただけ。元々、手痛めてたの」
「仕事何してる?」
「元パティシエ」
塩田のスッキリした目元がやや大きくなった。
「パティシエってお菓子作るの?」
「ええ、そう」
「意外」
「何でよ」
「中華鍋回してる方がしっくりくる」
「悪かったわね、スイーツってキャラじゃなくて」
「で、俺はどうしたらいいわけ?」
一時間もしないうちに塩田が車でやって来た。
恐る恐る運転席側の窓を開けて、あのオジサンが居ない事を確認する。
「ごめんなさい」
咄嗟とは言え、何で、この人に電話してしまったのか。しゅんとする私に意外にも慈悲めいた言葉を掛けてきた。
「……聞こえてたけどあんなの絡まれたらビビるわな。良かったな、俺が同県内に居て」
私は素直に頷いた。
「手が痛いって、乱暴されたのか?」
塩田が目で合図するから、助手席のロックを解除し乗車して貰う。
「捕まれただけ。元々、手痛めてたの」
「仕事何してる?」
「元パティシエ」
塩田のスッキリした目元がやや大きくなった。
「パティシエってお菓子作るの?」
「ええ、そう」
「意外」
「何でよ」
「中華鍋回してる方がしっくりくる」
「悪かったわね、スイーツってキャラじゃなくて」