再逢
そっと腕を引き寄せられてまた腕の中に閉じ込められると、自分の心音とは違う鼓動の速さに体が一気に熱くなった

「本当に勘違い‥‥しちゃうから‥」

『フッ‥‥すればいい。』

緩められた腕の中から支配人を見上げると、片手で顎を捉えられフッと優しく
笑われた

『‥‥そうじゃないってもう一度
 思わせたいから‥今度は息‥しろ』

「えっ?‥ンンッ!!」

いきなり深く塞がれた唇に驚きまた口を開けば、待っていたかのように舌を絡め取られ上顎を責められていく

「ッ‥ハァ‥ん」

絶妙なインターバルを挟みながらも、
体が蕩けて先程感じた気持ちよさに
自然と支配人の首に両手を回せば、
そのままソファに寝かされ、また深い
キスに思考が停止してしまった

「ッ‥もう‥‥ん‥」

脳裏に響く唾液と舌が絡みつく音だけ
でも恥ずかしいのに、密着した体や
頭や首筋をなぞる手の感覚に下腹部に
違和感を感じてしまう

『‥‥‥伝わったみたいだな。』

「ふ‥ハァ‥‥ハァ‥」
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