溺愛銃弾 〜メルティ・your・バレット~
「樹、一花、行ってくるよ」
「行ってらっしゃい」
「あー、アッ」
小っちゃい手と足を、パタパタさせながらなにか言ってる一花に頬ずりしてから、降ってくるキス。陶史郎さんが出かける前の儀式。みたいな。
「社長・・・そろそろ時間なんで」
「本当に野暮だね、鹿島は」
起きてすぐにシャワーを浴びるときは仕事の日。朝ご飯のあと、三つ揃いに着替えると上着をソファの肘掛けか背もたれに放って、一花から離れないお父さん。
何も変わってない陶史郎さんを迎えに来るのは鹿島さん。支倉組で陶史郎さんがよく連れてたひと。“若”を辞めた陶史郎さんについてきて、“社長”になった陶史郎さんの片腕になったひと。
挨拶はされるけど、いつも陶史郎さんしか見ないひと。・・・一花や自分のことまでいつも気遣ってくれた玉置さんとは、違うひと。
「僕が帰ってくるまで外に出ちゃ駄目だよ」
優しく笑って陶史郎さんが心臓に突き付ける、見えない銃口。ここに来てからずっと。
「行ってらっしゃい」
「あー、アッ」
小っちゃい手と足を、パタパタさせながらなにか言ってる一花に頬ずりしてから、降ってくるキス。陶史郎さんが出かける前の儀式。みたいな。
「社長・・・そろそろ時間なんで」
「本当に野暮だね、鹿島は」
起きてすぐにシャワーを浴びるときは仕事の日。朝ご飯のあと、三つ揃いに着替えると上着をソファの肘掛けか背もたれに放って、一花から離れないお父さん。
何も変わってない陶史郎さんを迎えに来るのは鹿島さん。支倉組で陶史郎さんがよく連れてたひと。“若”を辞めた陶史郎さんについてきて、“社長”になった陶史郎さんの片腕になったひと。
挨拶はされるけど、いつも陶史郎さんしか見ないひと。・・・一花や自分のことまでいつも気遣ってくれた玉置さんとは、違うひと。
「僕が帰ってくるまで外に出ちゃ駄目だよ」
優しく笑って陶史郎さんが心臓に突き付ける、見えない銃口。ここに来てからずっと。


