年下研修医の極甘蜜愛
「先生、単刀直入にお聞きしてもいいでしょうか」
「どうしたの、改まって」
「わたし、先生には不釣り合いじゃないですか? わたしは平凡な一般家庭の出身だし、先生のご両親とかご実家とか、いろいろ迷惑になるような気がして」
失礼な物言いだったかもしれない。彩は、内心で反省しながら仁寿の顔を見る。しかし、それは杞憂だったようで、仁寿は特に気にする様子もなくいつもの調子で彩に答えた。
「彩さんについては、ずっと前から両親に話してるからまったく問題ないよ」
「それ、本当ですか?」
彩が疑ってしまうのは仕方がない。
だってほら、よくあるじゃない。どこの馬の骨とも知れない輩め! みたいなどろどろした展開。裏で手切れ金なんかを渡して、二度と息子に近づかないでちょうだいっていうあれ。ちょっと、最近見た韓国ドラマの影響を受け過ぎかもしれないけど……。
「嘘じゃない。本当だよ」
「じゃあ、お見合いとかは? 先生のご実家は、由緒ある家柄でしたよね?」