年下研修医の極甘蜜愛
――まぁね。誰だって、いきなり好きだと言われたら困るよ。
仁寿は、自分で自分を慰めながら家路に着く。すると、自宅マンションの前に着いた時、彩からメッセージが届いた。
『ありがとうございました』
文字だけのメッセージ。普段の付き合いで分かっている彩の人となりを察するに、相手を傷つけないように真剣な顔で言葉を選んでいる姿が目に浮かぶ。ここで告白についての感想やお断りの謝罪や理由を述べられたら、さすがの仁寿も少なからずダメージを喰らっていたはずだ。
――彩さんは、今の関係のまま変わらずにいてくれるのだろう。
彩のメッセージのお陰で、仁寿は恥ずかしい思いも痛い思いもせずに済んだ。
――ああ、だから僕は彩さんが好きなんだ。彩さんがしてくれるように、僕も彩さんに優しくありたい。もし許されるなら、彩さんが気を遣わずに甘えられる存在になれたら――。