年下研修医の極甘蜜愛


「茅場先生、機嫌悪くなかったですか? さっき茅場先生に青木さんの件で相談したら、そっちでなんとかしろって怒られちゃいました」

「外来が忙しいから、気が立っているのかもしれませんね」

「よかったです、藤崎先生が来てくださって」

「ところで例の青木さん、点滴を中止して採血と胸写をオーダーします。採血は、僕がするからいいですよ」

「すみません、先生」

「いいえ。手を握ってなんて言われたら、怖いですよね」


 マウスをクリックして採血の検査項目を選び、次にレントゲンの指示を入力してカルテを保存する。それが終わると、仁寿は医局に連絡した。内線を取ったのは彩だった。


「藤崎です。さっき頼んだジュリアンを、点滴室の五番ベッドまでお願いします」

『分かりました。すぐ行きますね』


 仁寿が、採血用のグローブをはめて採血管(スピッツ)を準備していると、大きなバッグを肩に掛けた彩が点滴室に入って来た。


「ちょっと彩さん、その大きな荷物はなんなのよ」

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