年下研修医の極甘蜜愛
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仁寿が医局に戻ると、篠田が待っていた。軽い挨拶と雑談を交えながら院外研修の話をして、本題に入る。
竹内研修医の予期せぬ負傷により急遽仁寿が代役で出席することになったのは、様々な病院の研修医が集まる、一言でいえば振り返りの研修会だ。出席する研修医は、一人につき最低一症例のポートフォリオをプレゼンテーションする。それに対して他院の指導医からフィードバックがもらえて、研修医同士でもお互いに評価し合うから、日々の学びを定着させるいい機会でもあるのだ。
彩がセッティングしたスクリーンにポートフォリオを映して、仁寿は本番と同じように症例についての考察などを篠田相手に説明する。毎日まめにまとめている甲斐あって、仁寿のポートフォリオは完璧だった。
「藤崎先生、すごいね。この症例だと、腎機能のデータをもっと強調して分かりやすく見せたほうがいいけど、他はまったく問題ない。ポートフォリオの修正は間に合わないだろうから、口頭で説明を入れたらいけるんじゃないの」
「それで大丈夫ですか?」
「いいと思う」
「お忙しいのにありがとうございました。篠田先生にOKもらうと心強いです」
「いや、藤崎先生は俺が研修医のときより優秀だよ。ついでに他のレポートもあとでチェックしとく」
「お願いします」
「彩さん、藤崎先生のポートフォリオを俺のパソコンで見られるようにしておいて」
「はい、分かりました」