年下研修医の極甘蜜愛

 オーシャンビューの窓から夜空をいろどる花火が見えたから、部屋の明かりはつけずに、サイドテーブルのランプをともすだけにしておく。キングサイズのベッドに彩をおろして、仁寿が寄り添うように隣に座った。

 花火の閃光が夜闇に溶けるように消えて、雪が二人の視界をふわりふわりと漂いながらおりていく。そしてまた、大輪が空に幾重もの光彩を描いた。


「彩さん、寒くない?」

「はい、寒くないです」

「花火、きれいだね」

「はい、きれいですね」


 ふっと軽やかな笑い声が聞こえて、彩は不思議そうな顔で隣を見る。


「彩さんは、一緒にいてすごく居心地がいい」

「そうですか?」

「うん。だから、僕は彩さんがいいんだ」


 視線を花火に向けたまま、仁寿が彩に体をくっつけた。花火の華やかな光に投影された二人の影が、白いシーツの上で一つになる。彩は、仁寿の横顔を見ながら内心で大きく深呼吸した。


「わたしも……ですよ、仁寿さん」

「本当?」


 仁寿が彩の顔を覗き込んで、返事を待たずにキスをする。どれだけキスするつもりなんだろう。少し呆れて、でも気持ちがいいから、彩は仁寿に身を任せた。

 キスの角度を変えながら、仁寿が彩を押し倒す。
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