年下研修医の極甘蜜愛
――まだ、わたしも間に合うのかな。
残りのハイボールをくいっと飲み干して、仁寿が丹念に掃除をしたキッチンでグラスを洗う。彩が手をタオルで拭うと、ちょうど仁寿が戻って来た。
「あ、仁寿さん。ハイボール、ご馳走様でした」
「美味しかった?」
「はい、とっても」
「よかった。じゃあ、今度は彩さんの髪を乾かすから、こっちに来て」
「いいえ、そんな。自分でしますよ」
「いいから、早く」
リビングの時計に目をやると、午後九時半を過ぎていた。フリーの時間は、どうしてこんなに過ぎるのが早いのだろう。彩は、テレビと照明を消してリビングを出る。そして、すぐにスマートフォンをリビングのテーブルに置いたままだったと気づいて引き返した。
「彩さーん」
仁寿が、寝室から顔だけを出して呼ぶ。彩はスマートフォンを握り、仁寿のもとへ急いだ。寝室に行くと、仁寿がドライヤーを片手にベッドの上で待ち構えていた。