年下研修医の極甘蜜愛

彩の秘密


『突然電話してごめん。今、ちょっとだけいい?』

「はい、大丈夫です」

『もう家に帰った?』

「いえ、銀天街で北川先生と食事してます」

『そうなんだ。食事のあと、時間ないかな』

「いいですよ。病院でなにかありました?」

『仕事の用事じゃないよ。彩さんに会いたいなーと思って』

「あ……。ああ、そういうことですね。えっと、まだ食事の途中なので時間がかかりそうです」

『分かった。終わったら連絡してよ、迎えにいくから』

「は、はい」

『僕も今からサマリ書いて、他にもしなきゃいけない雑務があるから、急がなくてもいいからね。それじゃ、あとで』


 彩が電話を切ると同時に、由香が「帰りますか」と上着を羽織る。
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