年下研修医の極甘蜜愛

「わたしたち、こんなことしちゃいけないと思うんですよね」

「僕たちだから、いいんじゃない? 彩さん、僕の気持ちを知ってるでしょ?」

「それは……、半年前にはっきりお断りしたはずですけど」

「そうだったっけ?」


 記憶にないなぁと、仁寿が白々しくとぼけながら服を脱ぐ。
 目に仁寿の上半身が飛び込んで来て、彩は心の中で絶叫しながら顔を真っ赤にした。そんな彼女も、素っ裸にバスタオルを巻いただけの格好なのだけれど。

 彩が、仁寿から交際を申し込まれたのは今年の四月。彼が、新卒の臨床研修医として彩の勤める病院に入職してきてすぐだった。


「先生。わたしのこと、軽い女だって思っていませんか?」

「ん? どうして?」

「それは、その……。わたしが、セックスの相手を探すなんて言ったから」

「嫌だな、彩さんのことをそんなふうに思うわけない。僕をみくびらないでよ」

「みくびってはないですけど……」

「僕はね、五年も彩さんを想っているんだよ」

「だからそれは!」

「五年も片思いするって、どれくらい好きだと思う? 一度断られたくらいで、簡単に諦められないよ」


 仁寿が、真剣なまなざしで彩を見つめる。
 整った目鼻立ち。でも、かっこいいよりかわいいと形容したくなる顔。三歳年下で弟みたいな感覚でいたのに、今はどきっとするほど男らしい顔つきになっている。

 スイッチが入った獰猛な男の目。それに、ほどよく引き締まって均整のとれた、男らしい筋肉質な体躯。性的衝動(リビドー)を刺激されて、体の奥がじんわり熱くなってしまう。早く眠りたい。心身の悲痛な叫びが、彩から冷静な思考を奪う。


「僕の気持ちは少しも変わらない。彩さん、好きだよ」

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