年下研修医の極甘蜜愛

「……彩さん」


 気落ちした様子で仁寿が肩を落とす。ちくりと胸が痛んで、彩は深く反省した。

 わたしの優柔不断な態度が、先生を傷つけてしまった。最初から間違っていたのよ。先生とセックスなんてしちゃいけなかったし、今日だってちゃんと断るべきだった。今ならまだ間に合う。ちゃんとここで、はっきり言わなくちゃ。

 ごくっと喉を鳴らして、彩が「先生」と呼ぶ。すると、仁寿がみぞおちをおさえながら顔をあげた。


「僕ね、すっごくお腹が空いてるんだ」

「あ……」


 そうか。わたしは由香とおいしいご飯をお腹いっぱい食べたけれど、先生はまだなんだ。自分の都合ばかりで、先生のことに全然気が回っていなかった。申し訳ない気持ちになって、しかし彩はすぐに思い改める。


 ――いや、違う。ちょっと待って、そうじゃない!

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