年下研修医の極甘蜜愛
「先生、わたし帰り」
「もう、無理。低血糖で倒れちゃいそう。知ってる? 血糖値が高いのはそうでもないけど、低血糖って死ぬ時があるんだよ。ああ、もう限界だ。めまいがしてきた。ほら、彩さんも早くこっちに来て」
仁寿が、彩の言葉をさえぎって足早にリビングへ向かう。死ぬなんて言われると、さすがに怖い。
――とりあえずご飯を食べてもらってから、ゆっくり話そう。
彩は、気を取り直して仁寿のあとをついていく。
――まぁ、僕みたいに健康な人間は、空腹程度じゃ低血糖なんて起こさないけどね。
仁寿が心の中で補足して、後ろの足音を確認しながらリビングの照明をつける。
「ソファーに座って。こっちのテーブルでもいいよ」
彩はハンドバッグをダイニングテーブルのイスに置いて、上着を背もたれに掛けた。カットソーの袖をまくって、キッチンで手を洗う仁寿の隣に立つ。