年下研修医の極甘蜜愛
「待ってね、すぐハイボール作るから」
「いえ、別に催促しているわけでは」
「彩さんの好みの分量は?」
「えっと……。一対二でお願いします」
「了解」
すすいだ食器を水切り棚に立てて、仁寿が冷凍庫からグラスを出す。鮮やかな青いマーブル模様が印象的なかわいいグラスだ。
「素敵な青色ですね。きれい」
「でしょ? これ、僕のお気に入りなんだ。彩さんは、青が好きなの?」
「そうですけど……。どうして、そう思うんですか?」
「バッグも青だし、彩さんの家も小物とかカーテンとか青が目立ってたから」
「単純ですよね」
「そんなことないよ。クールな彩さんのイメージに似合ってる。このグラスはね、スウェーデンで見つけて一目惚れしたものなんだ。彩さんに出会う前……、高校生の時の話だから、運命的なものを感じるね」