年下研修医の極甘蜜愛

「北川先生から酒豪だと聞いてはいたけど、ペースが早いね」

「酒豪って……。先生、由香とどんな話をしてるんですか?」

「内緒。二杯目いれようか?」


 仁寿が彩の隣に座る。

 ソファーもっと幅ありますよね、とつっこみたくなるほど近くに座られて、彩は不自然な動きで横へ移動した。仁寿からシャンプーのいい香りがして、胸がとくとくと早鐘を打つ。


「いえ、もう結構です。とってもおいしかったです。ご馳走様でした」


 彩が、グラスを片づけようと立ち上がる。すると、手首をつかまれて、はずみで後ろに倒れるようにソファーに尻もちをついた。


「ねぇ、彩さん。キスしてもいい?」


 仁寿が、彩の手から空のグラスを取ってテーブルの上に静かに置く。


「だっ、だめです」

「ごめん、言い方を間違えた。キスするね」
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