年下研修医の極甘蜜愛


「他には?」


 仁寿が、彩を抱きしめる腕の力を強める。


「他といいますと?」

「彩さんが、僕とつき合うにあたって障害だと思っているもの。この際だから、全部教えてよ」

「そんなの、たっ……たくさんありますよ。わたしは先生と違って普通の家の生まれだし、一応建築士の免許は持っているけどただの事務職だし……。それに仕事上、先生とは」


 唇に触れるだけの軽いキスで、言葉をさえぎられる。


「もういいよ。他はたいして問題なさそうだね。僕を嫌いだって言われたら、潔く家に帰してあげようかと思ったけど。やめた。嫌いに勝る障害なんてないから」


「は……?」


 仁寿が、唖然とする彩の髪に鼻先をつけてクスクスと笑う。


「彩さんから僕と同じ匂いがする」
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