年下研修医の極甘蜜愛
二度目の夜
ベッドに入るや否や、じゃれるように仁寿が彩を組み敷く。彩は、仁寿の目を見つめ返した。
「先生、やっぱりやめませんか?」
寝室を照らす、優しくてあたたみのあるオレンジ色の照明。彩が光源を探るように目を動かすと、部屋の隅っこに近い天井に埋め込み式のダウンライトを見つけた。
ふと、カウンセラーから聞いた話が頭をよぎる。カウンセラーによれば、寝る時に使う照明に重要なのは色味と光の強さらしい。睡眠に関係するホルモンの分泌を妨げないよう、弱く柔らかな色調で目に直接光が入らないように、だったかな。
いつもは部屋を真っ暗にして眠るから、カウンセラーのアドバイスを実生活に活かす機会がなかった。しかしなるほど、ダウンライトとベッドの配置をずらして間接的に光を部屋に散らすとホッとするような心地になるし、なんとかホルモンの分泌が促されるような気がしてくる。しかし今、本当に安心感を与えてくれているのは、ダウンライトの暖色じゃなくて先生なのかもしれない。
「聞き覚えのあるセリフだね」
仁寿が、彩の言葉を真剣には受け取っていない様子でおかしそうに笑みをこぼす。