年下研修医の極甘蜜愛
矢継ぎ早に飛んできたふいをつくような質問に、彩の目が思わず丸くなる。
「もちろん、覚えていますよ」
まだ就職したての春。桜が満開で、とてもよく晴れた日だった。先生の印象がよかったから、とてもよく覚えている。
でも、どうして急に五年前の話なんか持ち出すのだろう。なにかあるのかな。しかし、先生の手はシャツの中で胸をもみもみしてる。どんな状況なの、これ。
「一度だけ、僕の名前を呼んだよね。じんじゅって」
嘘。
初対面で呼び捨て?
いくら年下の学生だからって、お客さん相手にそんな粗相をするはずないと思うけれど……。
彩が記憶を漁る間もなく、唇が重なる。やっぱり、先生のキスは気持ちがいい。優しさに体ごと包まれるようで安心する。頭の中が空っぽになる。体中に甘くしびれる成分が染み渡っていくような、不思議な感覚に酔ってしまう。
「ぅん、は……ぁ……」
彩が、先に耐えきれなくなって息継ぎする。すると、艶めかしい息を吐いて、仁寿の熱い舌が彩の舌を捕まえた。