年下研修医の極甘蜜愛


「洗濯機をお借りします」

「うん」


 短い返事をして、タオルで顔を拭いた仁寿がバスルームを出ていった。

 洗濯機のスタートボタンを押して、彩も顔を洗って寝ぐせを直す。リビングに行くと、仁寿がキッチンで朝食の準備に取りかかっていた。ほんの数分しかたっていないのに、さっきの気配が嘘のようにてきぱきと動いている。すっかり普段の仁寿だ。どうやら、完全に目が覚めたらしい。


「洗濯物は、わたしが干しておきますね」

「ありがとう、助かるよ」

「いいえ」

「あ、そうだ」


 にんまりと笑いながら、仁寿がトースターに食パンを二枚入れる。


「なんですか、その不敵な笑みは」

「あとでここの鍵を渡すね」

「鍵?」

「だって、今日は僕が先に出るから彩さんに鍵をかけてもらわないと」
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