年下研修医の極甘蜜愛
「出張、楽しみだなぁ」
仁寿が、遠くを見ながら独り言のように言う。
諸事情により、仁寿は同期の竹内の名代として急遽、彩と出張することになったのだ。
「彩さんと二人で出張に行けるなんて、酔っぱらって足を骨折した竹内に感謝しないとね」
「感謝だなんて。竹内先生が心配じゃないんですか? あんなに仲がいいのに」
「仲がいいからこそ、男に心配されても竹内は喜ばないと思う」
「……まぁ、そうかもしれませんね」
「でしょ? それに、レントゲン見せてもらったけど、転位もないし本人もケロッとしてたから大丈夫」
「それならいいですけど」
「ねぇ、彩さん。出張って、夜は自由だよね?」
「ええ、そうです」
「そっか」
「公私混同はだめですよ。仕事ですからね」
「はい、分かってます」
「絶対分かってない」