「こぶた」に婚活は難しい〜あなたの事なんて、狙ってませんから。〜
商店街の3人目(1)
今度の倫子の席は後ろから3番目、窓際の席だった。
まだ隣りの人は来てないようだ。
さっきの人みたいに感じの悪い人じゃないといいなあ。
「お隣りいいですか。」
ちょっと低めの心地よい声。
声のほうを振り向くと、長袖シャツにジャケットで下はジーパンのシンプルな服装がとても似合う、ちょっと大人な感じの人が立っていた。
「もちろん!どうぞどうぞ。」
「失礼します。」
(わー。今まで会った事ないタイプ。短く切った髪もよく似合っていて、席に座りにくそうにして、背が高いんだろうなあ。足も長いからか、座席が狭そう)
「バスが窮屈そうですね。」
倫子が話しかけると
「そうなんですよ。だから、いつもは立ってるか、一番後ろに座るんですが、席替えは予想外でした。」
よく聞くと、主催者側に席の事を頼んでいたらしい。席が変わるのは知らなかったようだ。
倫子に対しても少しも嫌悪感なく、女性として接してくれているのが分かる。良かった。いい人で。
「あ、自己紹介がまだでしたね。大林環(おおばやしめぐる)と言います。宜しくお願いします。」
「林倫子です。こちらこそ、宜しくお願いします。」
2人して頭を下げたので、目が合った時、笑ってしまった。
「林さんは真面目な方なんですね。こういう場はもっとくだけるのが良いのか、今まで一緒に行動した方々には敬遠されてしまって…。」
大林さんはちょっと声が小さくなって言った。
「自分は男子校で、体育会系だったもので、女性との話し方が分からなくて。少し凹んでいました。」
頭をかきながら恥ずかしそうに話してくれた。
ドキュン!
やられた。ときめいちゃった。
どストライクに好みのタイプ!
まだ隣りの人は来てないようだ。
さっきの人みたいに感じの悪い人じゃないといいなあ。
「お隣りいいですか。」
ちょっと低めの心地よい声。
声のほうを振り向くと、長袖シャツにジャケットで下はジーパンのシンプルな服装がとても似合う、ちょっと大人な感じの人が立っていた。
「もちろん!どうぞどうぞ。」
「失礼します。」
(わー。今まで会った事ないタイプ。短く切った髪もよく似合っていて、席に座りにくそうにして、背が高いんだろうなあ。足も長いからか、座席が狭そう)
「バスが窮屈そうですね。」
倫子が話しかけると
「そうなんですよ。だから、いつもは立ってるか、一番後ろに座るんですが、席替えは予想外でした。」
よく聞くと、主催者側に席の事を頼んでいたらしい。席が変わるのは知らなかったようだ。
倫子に対しても少しも嫌悪感なく、女性として接してくれているのが分かる。良かった。いい人で。
「あ、自己紹介がまだでしたね。大林環(おおばやしめぐる)と言います。宜しくお願いします。」
「林倫子です。こちらこそ、宜しくお願いします。」
2人して頭を下げたので、目が合った時、笑ってしまった。
「林さんは真面目な方なんですね。こういう場はもっとくだけるのが良いのか、今まで一緒に行動した方々には敬遠されてしまって…。」
大林さんはちょっと声が小さくなって言った。
「自分は男子校で、体育会系だったもので、女性との話し方が分からなくて。少し凹んでいました。」
頭をかきながら恥ずかしそうに話してくれた。
ドキュン!
やられた。ときめいちゃった。
どストライクに好みのタイプ!