ハル
なにもない部屋でジッとしていても時間が過ぎていくばかりだ。
私は薄手の上着を羽織って部屋を出た。
一応スマホと財布も持っていくことにしてズボンのポケットにねじ込んだ。
とんとんと足音を立てて一階へ下りていくと、ソースが焦げる匂いが漂ってきた。
キッチンに続くドアを開くと、柴田さんが夕飯の支度を続けているところだった。
「あら真子ちゃん、もうお腹すいちゃった?」
「いえ大丈夫です。今日の家におじいちゃんの家を下見しておこうと思って」
「もう暗くなるわよ?」
眉を寄せる柴田さんに両親へ感じる苛立ちを覚える。
どうしてほっておいてくれないんだろう。
私は薄手の上着を羽織って部屋を出た。
一応スマホと財布も持っていくことにしてズボンのポケットにねじ込んだ。
とんとんと足音を立てて一階へ下りていくと、ソースが焦げる匂いが漂ってきた。
キッチンに続くドアを開くと、柴田さんが夕飯の支度を続けているところだった。
「あら真子ちゃん、もうお腹すいちゃった?」
「いえ大丈夫です。今日の家におじいちゃんの家を下見しておこうと思って」
「もう暗くなるわよ?」
眉を寄せる柴田さんに両親へ感じる苛立ちを覚える。
どうしてほっておいてくれないんだろう。