ハル
ロボット発明家のおじいちゃんにしては安直なパスワードすぎる気もするけれど、それくらいおばあちゃんへの想いが強かったということなのかもしれない。
そう考えるとなんだか微笑ましくて胸が暖かくなる。
「パソコンの中に『HALL』っていうフォルダーを見つけたんだ。ここにハルに関するデータが入ってる」
「それ、解読できる?」
「やってみる」
画面上に現れた英数字を諒が解読していく。
キーボードを打つ速度に目を見張った。
諒は口先だけでなく、本当にしっかりと勉強してきているみたいで、画面上にはどんどん文字の羅列が表示されていく。
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