ハル
「ハルの基本的な性格はここに載っているみたいだけど、肝心なコアがどこにあるのか……」
「本当にコアなんてあるの? これがハルの完成形じゃなくて?」
「それはないと思う。作ったのはあの笠原のじいちゃんだしな」
顎に手を当ててしばらく考え込んだあと、諒が不意にこちらに顔を向けた。
至近距離で見つめられて心臓がドキリと跳ねる。
「真子の誕生日は?」
「えっと6月6日だけど、それがなに?」
とまどいながら返事をすると諒は《0606》という数字をパソコンに打ち込んだ。
けれど有力な情報は出てこなかったようでまた難しい表情になった。
きっと、データのもう位置段階深い部分を探し出そうとしているんだろう。
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