ハル
それなら、暇な自分が行けばいいんじゃないかと思った。
『それはダメだ。真子ひとりで行かせるなんて!』
咄嗟に反論したお父さんの声は受話器の向こう側にいるおばさんにも聞こえていた。
『あら、真子ちゃんが行ってくれるならお願いしようかしら』
『もちろん行きます! 夏休みを使って片付けをすればいいんですよね?』
『そうよ。あぁ、助かった』
こうして私は過保護な両親からも暇な夏休みからも解放されたのだった。

☆☆☆

電車の心地よい揺れでついウトウトしていたけれど、握りしめたスマホが震えて目を覚ました。
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