ビタースイート・ドロップ~次期社長の甘い嘘~
「私は無理。雄平はなんの気なしに言ったのかもしれないけど、すっぴんがっていう話、面と向かって言われて、本当に傷ついた」
「いや、あれは……」
「別れようって言ったことだって、私にとっては唐突でもなんでもなかった。あれより前から、キツいなって思うことたくさん言われてた。いちいち伝えなかっただけで、けど全部積み重なってて、それがあのときに崩れた。あの日が限界だったんだと思う」
この人がなにも分かっていないのは、私が伝えなかったからだ。
もう、繰り返したくない。
「ゆず、ごめん。俺、そこまでゆずが傷ついてるって知らなかった。これからは言わないし何度だって謝る、だから」
「ごめん。あのときちゃんと伝えるべきだったのに、無駄に振り回しちゃった」
「ゆず」
「謝ってもらっても駄目なの。私はもう」
息を深く吸い込み、ひと息に告げる。
「沓澤課長が、好きだから」
「いや、あれは……」
「別れようって言ったことだって、私にとっては唐突でもなんでもなかった。あれより前から、キツいなって思うことたくさん言われてた。いちいち伝えなかっただけで、けど全部積み重なってて、それがあのときに崩れた。あの日が限界だったんだと思う」
この人がなにも分かっていないのは、私が伝えなかったからだ。
もう、繰り返したくない。
「ゆず、ごめん。俺、そこまでゆずが傷ついてるって知らなかった。これからは言わないし何度だって謝る、だから」
「ごめん。あのときちゃんと伝えるべきだったのに、無駄に振り回しちゃった」
「ゆず」
「謝ってもらっても駄目なの。私はもう」
息を深く吸い込み、ひと息に告げる。
「沓澤課長が、好きだから」