ビタースイート・ドロップ~次期社長の甘い嘘~
「沓澤、さんが、好きです」
答えの最後に被せ、再び唇を奪われる。
それがわずかに離れたときに「うん」と満足そうに微笑まれ、痛むほど胸が高鳴った。
深くなるキスの途中、ふと味わい慣れた独特の甘みを覚えた。
柚子はちみつの飴の味だ。それが、ただでさえひどい酩酊感に揺れる私をより深くまで沈めていく。
「あの、私、まだ聞いてません」
「なにを」
「沓澤課長が誰を好きなのか、聞いてない」
雰囲気にあてられた今しか聞ける機会はない気がした。
いじけた声になったことを恥ずかしく思わなくもなかったが、目を見て問う。案の定、沓澤課長はぽかんと目を見開いたきり固まった。
答えの最後に被せ、再び唇を奪われる。
それがわずかに離れたときに「うん」と満足そうに微笑まれ、痛むほど胸が高鳴った。
深くなるキスの途中、ふと味わい慣れた独特の甘みを覚えた。
柚子はちみつの飴の味だ。それが、ただでさえひどい酩酊感に揺れる私をより深くまで沈めていく。
「あの、私、まだ聞いてません」
「なにを」
「沓澤課長が誰を好きなのか、聞いてない」
雰囲気にあてられた今しか聞ける機会はない気がした。
いじけた声になったことを恥ずかしく思わなくもなかったが、目を見て問う。案の定、沓澤課長はぽかんと目を見開いたきり固まった。