大好きだった元彼と再会しましたが、私はもう結婚しています。
お互い顔を見合わせて、同じ瞬間に吹き出した。
「……なんか、もう最初から私たちらしいね」
「だな。これまでの我慢を思えばなんてことない」
そう言った穂高は私の頭をポンポンと叩いて、片付いたベッドの端に腰を下ろし、私の手をそっと取った。
「こっちおいで」
そう言われたら、抗えるはずがない。
隣に腰を下ろした瞬間、腕を引かれ、胸の中へすっぽりと収まる形になった。
それから何度もキスをした。
軽いのも、深いのも、笑いながらのキスも……。
唇が触れるたび胸が熱くのぼっていって、触れたいけど触れられないという気持ちがお互いに強くあるのを感じて、それが逆にとても愛おしかった。