大好きだった元彼と再会しましたが、私はもう結婚しています。
「ハハ、やっぱりそうか。途中から、そうだと思ってたんだ」
「なにがそうだと思ってたよ!」
なに呑気なこと言ってるの!
なのに穂高は嬉しそうに目を細めながら話を続ける。
「まず、次、異動にはなるよ。なんだか勝手に担ぎ上げられてさ」
「それって、アメリカの共同研究の部署でしょ? 研究所はアメリカにあるんだよね?」
「あるねぇ」
「やっぱり!!」
勝手に涙がこぼれそうになって、ぐっと唇を噛む。
その時、穂高はまた愉しそうに笑った。
いや、なによ。この温度差!