つまずいた先、運命の人【マンガシナリオ】
11.再会
○湊のオフィスのミーティングルーム
唯モノ『非常に気まずい・・・』
湊・唯「「・・・・・・・。」」
唯(何か質問とかした方がいいかな、意欲を見せないと・・・)
湊「足はどうだ?」
唯「っ!おきゃげ様で・・・すみません」
唯(思い切り噛んだ・・・)
唯「お陰様で激しい運動をしなければ日常生活に支障ないくらい回復しました。本当にありがとうございました」
湊「そうか・・・また会えたな」※微笑む
唯「えっ・・・?」
湊の言葉と笑顔に目を見開く唯。
唯「あの、どういう・・・」
ガチャッ
唯が問いかけようとしたと同時に扉が開く。
由梨江「お待たせしました!あれ、社長まだいたんですか?」
湊「もう戻る。それじゃあ橋本さん、また来月」※真顔
湊は軽い挨拶とともにさっさと退室していった。
唯は言葉の意味を問いただすことができずただただいつもよりも早い心臓の動きに戸惑うばかりだった・・・。
由梨江からインターンでの説明を受け面接終了となり、オフィスの出入り口で見送ってもらった。
再度頭を下げてオフィスを後にする。
○歩道・夕方
唯(また会えたなってどういう意味だろ・・・)
先ほどの湊の言葉が頭から離れずモヤモヤしながら歩く唯。
唯(でも、インターン決まってよかったぁ・・・あんなに真っ直ぐ評価されたのは初めてだった、嬉しかったな)
唯の脳裏には湊が面接の時に言ってくれた言葉が浮かぶ。「君らしさを失くす必要はない」「俺は前の君のデザインの方が好きだ」
唯(なんか・・・今ならいいデザイン作れそう)
唯モノ『絡まっていた糸が少しずつ解けていくような、そんな気分だった・・・』
○オフィス・7月初めの月曜日・朝
唯モノ『それからあっという間に2週間が過ぎインターン初日』
デザイン部の人たちが自分のデスクから唯に注目する。
由梨江「今日からインターンとして一緒に働いてくれる橋本唯さんです」
唯「桜ヶ丘美術大学三年の橋本唯と申します。これからインターンとしてお世話になります。よろしくお願いいたします!」
緊張で顔が強張るが拍手が返ってきて少しホッとする。
由梨江「それじゃあまずは社長に挨拶に行こうか」
唯(う”っ・・・なんとなく気まずい)
覚悟を決めて由梨江に着いていく唯。
同じフロアの一番奥に社長室がある。
コンコンコンッ
由梨江が社長室の扉をノックする。
由梨江「横山です。インターンの橋本さんをお連れしました」
湊「どうぞ」
中から湊の声が聞こえた。
中に入るとパソコンに向かう湊がいた。
由梨江「インターン初日なので挨拶に伺いました」
由梨江は半歩後ろにいる唯を振り向く。
唯「今日からお世話になります。よろしくお願いいたします」
湊に向かって一礼する唯。
湊「あぁ。何かあれば横山でも俺でも気軽に声をかけてくれ」
由梨江「社長には言いづらいわよね?」※クスクス笑い
湊「デザインのことに関しては俺に聞く方が早いだろ」※少しムッとする
由梨江「それはそうですけど・・・橋本さん、社長は頼って欲しいみたいだから時々話しかけてあげてね」
唯「はい、ありがとうございます・・・」※苦笑い
唯(二人、仲良いな・・・)
胸がツキっと痛んだ
唯は痛みの原因が分からず首を傾げる。
唯モノ『非常に気まずい・・・』
湊・唯「「・・・・・・・。」」
唯(何か質問とかした方がいいかな、意欲を見せないと・・・)
湊「足はどうだ?」
唯「っ!おきゃげ様で・・・すみません」
唯(思い切り噛んだ・・・)
唯「お陰様で激しい運動をしなければ日常生活に支障ないくらい回復しました。本当にありがとうございました」
湊「そうか・・・また会えたな」※微笑む
唯「えっ・・・?」
湊の言葉と笑顔に目を見開く唯。
唯「あの、どういう・・・」
ガチャッ
唯が問いかけようとしたと同時に扉が開く。
由梨江「お待たせしました!あれ、社長まだいたんですか?」
湊「もう戻る。それじゃあ橋本さん、また来月」※真顔
湊は軽い挨拶とともにさっさと退室していった。
唯は言葉の意味を問いただすことができずただただいつもよりも早い心臓の動きに戸惑うばかりだった・・・。
由梨江からインターンでの説明を受け面接終了となり、オフィスの出入り口で見送ってもらった。
再度頭を下げてオフィスを後にする。
○歩道・夕方
唯(また会えたなってどういう意味だろ・・・)
先ほどの湊の言葉が頭から離れずモヤモヤしながら歩く唯。
唯(でも、インターン決まってよかったぁ・・・あんなに真っ直ぐ評価されたのは初めてだった、嬉しかったな)
唯の脳裏には湊が面接の時に言ってくれた言葉が浮かぶ。「君らしさを失くす必要はない」「俺は前の君のデザインの方が好きだ」
唯(なんか・・・今ならいいデザイン作れそう)
唯モノ『絡まっていた糸が少しずつ解けていくような、そんな気分だった・・・』
○オフィス・7月初めの月曜日・朝
唯モノ『それからあっという間に2週間が過ぎインターン初日』
デザイン部の人たちが自分のデスクから唯に注目する。
由梨江「今日からインターンとして一緒に働いてくれる橋本唯さんです」
唯「桜ヶ丘美術大学三年の橋本唯と申します。これからインターンとしてお世話になります。よろしくお願いいたします!」
緊張で顔が強張るが拍手が返ってきて少しホッとする。
由梨江「それじゃあまずは社長に挨拶に行こうか」
唯(う”っ・・・なんとなく気まずい)
覚悟を決めて由梨江に着いていく唯。
同じフロアの一番奥に社長室がある。
コンコンコンッ
由梨江が社長室の扉をノックする。
由梨江「横山です。インターンの橋本さんをお連れしました」
湊「どうぞ」
中から湊の声が聞こえた。
中に入るとパソコンに向かう湊がいた。
由梨江「インターン初日なので挨拶に伺いました」
由梨江は半歩後ろにいる唯を振り向く。
唯「今日からお世話になります。よろしくお願いいたします」
湊に向かって一礼する唯。
湊「あぁ。何かあれば横山でも俺でも気軽に声をかけてくれ」
由梨江「社長には言いづらいわよね?」※クスクス笑い
湊「デザインのことに関しては俺に聞く方が早いだろ」※少しムッとする
由梨江「それはそうですけど・・・橋本さん、社長は頼って欲しいみたいだから時々話しかけてあげてね」
唯「はい、ありがとうございます・・・」※苦笑い
唯(二人、仲良いな・・・)
胸がツキっと痛んだ
唯は痛みの原因が分からず首を傾げる。