私が好きになったのはどっちなの?
俺に対して言い過ぎたと思っているのか、やってしまったというような表情をしている彼女を見つめ、反論せずに認める。
その後、温泉施設に行って風呂に入り、休憩所で休むが、まだ女性陣が風呂に入っていたので、ボーッとスマホを見ている樹に尋ねる。
「……樹ってさあ、渡辺さんのこと好きなの?」
俺の知る限り、樹は女性と付き合ったこともなければ、好きになったこともない。
異性と意識することすらないかもしれない。
恋愛にはまったく関心がなかった。
「なんで?」
普通なら『違う』と即否定していただろう。
「樹にしては珍しく熱血指導してたじゃないか」
釣り場でのことに触れると、樹は興味なさそうに返す。
「別に仕事と変わらないけど。俺、そういうのわからないし」
わからない……か。
だが、明らかに渡辺さんに対しては反応がいい。
花梨ちゃんへの対応は割と素っ気ないのに。
渡辺さんも樹のことを悪くは思っていない。むしろよく思っているように見える。
お互い好意を抱いているとまではいかないが……。
その後、温泉施設に行って風呂に入り、休憩所で休むが、まだ女性陣が風呂に入っていたので、ボーッとスマホを見ている樹に尋ねる。
「……樹ってさあ、渡辺さんのこと好きなの?」
俺の知る限り、樹は女性と付き合ったこともなければ、好きになったこともない。
異性と意識することすらないかもしれない。
恋愛にはまったく関心がなかった。
「なんで?」
普通なら『違う』と即否定していただろう。
「樹にしては珍しく熱血指導してたじゃないか」
釣り場でのことに触れると、樹は興味なさそうに返す。
「別に仕事と変わらないけど。俺、そういうのわからないし」
わからない……か。
だが、明らかに渡辺さんに対しては反応がいい。
花梨ちゃんへの対応は割と素っ気ないのに。
渡辺さんも樹のことを悪くは思っていない。むしろよく思っているように見える。
お互い好意を抱いているとまではいかないが……。