私が好きになったのはどっちなの?
ちょっと突き放す言い方をしたら、彼女が途方に暮れたような顔をする。
「え? 待ってください。誘うって……無理ですよ。顔は認知されたかもしれませんが、変な女だって思われます」
「樹はそういうこと考えないよ」
そもそも他人が自分のことをどう思うかなんて考えない。
「だとしても、樹先生とふたりきりじゃ間が持ちませんよ。先生は来てくれないんですよね?」
不安そうな声で言うが、ここで甘やかしてはいけない。
「人のデートになんで俺がついて行くの? まずは仕事終わった後、院内のカフェに行ってみたら? 運がよければ樹がいるかもしれない。たまに休憩してるみたいだから。十分くらいなら話持つでしょ?」
難易度はあまり高くないのだが、彼女は俺に縋るように聞いてくる。
「でも……どうやって誘うんですか?」
まずそこからなのか。まあ男兄弟もいなくて、女子校育ちなら無理もないのかもしれない。
「樹先生、隣いいですか?とか。自信ないなら、俺相手に言ってみて」
俺の突然の命令に彼女はたじろぐ。
「え? ……じゃあ、いきます」
「え? 待ってください。誘うって……無理ですよ。顔は認知されたかもしれませんが、変な女だって思われます」
「樹はそういうこと考えないよ」
そもそも他人が自分のことをどう思うかなんて考えない。
「だとしても、樹先生とふたりきりじゃ間が持ちませんよ。先生は来てくれないんですよね?」
不安そうな声で言うが、ここで甘やかしてはいけない。
「人のデートになんで俺がついて行くの? まずは仕事終わった後、院内のカフェに行ってみたら? 運がよければ樹がいるかもしれない。たまに休憩してるみたいだから。十分くらいなら話持つでしょ?」
難易度はあまり高くないのだが、彼女は俺に縋るように聞いてくる。
「でも……どうやって誘うんですか?」
まずそこからなのか。まあ男兄弟もいなくて、女子校育ちなら無理もないのかもしれない。
「樹先生、隣いいですか?とか。自信ないなら、俺相手に言ってみて」
俺の突然の命令に彼女はたじろぐ。
「え? ……じゃあ、いきます」