私が好きになったのはどっちなの?
それからは順調に午前の業務を終わらせると、蓮先生のいる診察室をノックした。
「失礼します」
ドアを開けて中に入ると、穏やかな笑顔で迎えられた。
「いらっしゃい」
最近、思う。この笑顔に癒やされる。
患者さんやその家族にも人気だし、先生って本当にすごい。
「今日もお弁当作ってきたんですよ。食べましょう」
バッグからお弁当を出して、先生のデスクに置く。
「嬉しいけど、樹にはあげないの?」
不意に先生にそんな質問をされ、困惑した。
「え? いや、いきなりお弁当作ったら引かれますよ。それに樹先生に作るならもっと気合い入れないと……あっ」
マズいこと言っちゃった。
慌てて口を手で押さえ、チラリと蓮先生に目を向ける。
悪気があったわけじゃない。樹先生に作るとなると、いろいろ考えてしまう。
蓮先生は家族とか友達の距離感だから、もし失敗しても笑顔で許してくれそうだけど、樹先生には失敗は許されない。
「つまり俺のは適当だと?」
スーッと目を細めて問う先生に必死に弁解する。
「失礼します」
ドアを開けて中に入ると、穏やかな笑顔で迎えられた。
「いらっしゃい」
最近、思う。この笑顔に癒やされる。
患者さんやその家族にも人気だし、先生って本当にすごい。
「今日もお弁当作ってきたんですよ。食べましょう」
バッグからお弁当を出して、先生のデスクに置く。
「嬉しいけど、樹にはあげないの?」
不意に先生にそんな質問をされ、困惑した。
「え? いや、いきなりお弁当作ったら引かれますよ。それに樹先生に作るならもっと気合い入れないと……あっ」
マズいこと言っちゃった。
慌てて口を手で押さえ、チラリと蓮先生に目を向ける。
悪気があったわけじゃない。樹先生に作るとなると、いろいろ考えてしまう。
蓮先生は家族とか友達の距離感だから、もし失敗しても笑顔で許してくれそうだけど、樹先生には失敗は許されない。
「つまり俺のは適当だと?」
スーッと目を細めて問う先生に必死に弁解する。