私が好きになったのはどっちなの?
「……樹先生、隣いいですか?」
い、言えた!
「別にいいけど」
樹先生が、スマホから顔を上げて私を見る。
「失礼します。いつも、ここで休憩されてるんですか?」
椅子に座りながらそんな質問をすると、先生は視線をスマホに戻し、コーヒーを口にしながら返す。
「まあ、コーヒー好きだから」
「そうですか」
相槌を打ったものの頭は真っ白で、なにを話していいのかわからない。
あ~、他の話題は?
「あ、あの、釣りお上手ですね?」
「亡くなったじいさんに教えてもらったから」
「そうなんですね、へえ……」
尻すぼみになる私の声。
会話が続かない。どうしよう。
蓮先生だったら、こんなに悩まないんだけどな。
「……私、先生に憧れて看護師になったんです」
「俺に?」
「はい。五年以上昔の話ですが、バスの衝突事故で骨折した時診てもらいました。覚えてませんか?」
い、言えた!
「別にいいけど」
樹先生が、スマホから顔を上げて私を見る。
「失礼します。いつも、ここで休憩されてるんですか?」
椅子に座りながらそんな質問をすると、先生は視線をスマホに戻し、コーヒーを口にしながら返す。
「まあ、コーヒー好きだから」
「そうですか」
相槌を打ったものの頭は真っ白で、なにを話していいのかわからない。
あ~、他の話題は?
「あ、あの、釣りお上手ですね?」
「亡くなったじいさんに教えてもらったから」
「そうなんですね、へえ……」
尻すぼみになる私の声。
会話が続かない。どうしよう。
蓮先生だったら、こんなに悩まないんだけどな。
「……私、先生に憧れて看護師になったんです」
「俺に?」
「はい。五年以上昔の話ですが、バスの衝突事故で骨折した時診てもらいました。覚えてませんか?」