私が好きになったのはどっちなの?
こんなチャラくても、彼は誰もが認める天才脳外科医なのだ。
まあこのチャラさ故に男性が苦手な私でもなんでも言えてしまうのだけど……。
「だったら、樹にだって話せるんじゃないの? 俺達双子だよ?」
先生の声がして、ハッと思考を中断して答える。
「いやいや、双子でも全然違うじゃないですか? 蓮先生の前には壁がないけど、樹先生には透明の壁があって、気軽に話しかけちゃいけない雰囲気っていうか……」
「それは思い込みでしょ? 要は慣れじゃないかな? まず俺で練習してみたら?」
先生が提案してくるが、ちょっと躊躇してしまう。
「練習ですか?」
なにをする気なのだろう?
「そう。俺を樹と思って、話しかける練習をするんだよ。まずはじっと俺を見て話しかけてみて」
「え?」
私が話についていけずにいる間に、先生は自分の前髪を下ろして樹先生に髪型を似せてくる。
髪の色は違うし、メガネはしてないけど、前髪があると樹先生みたいだ。
まあこのチャラさ故に男性が苦手な私でもなんでも言えてしまうのだけど……。
「だったら、樹にだって話せるんじゃないの? 俺達双子だよ?」
先生の声がして、ハッと思考を中断して答える。
「いやいや、双子でも全然違うじゃないですか? 蓮先生の前には壁がないけど、樹先生には透明の壁があって、気軽に話しかけちゃいけない雰囲気っていうか……」
「それは思い込みでしょ? 要は慣れじゃないかな? まず俺で練習してみたら?」
先生が提案してくるが、ちょっと躊躇してしまう。
「練習ですか?」
なにをする気なのだろう?
「そう。俺を樹と思って、話しかける練習をするんだよ。まずはじっと俺を見て話しかけてみて」
「え?」
私が話についていけずにいる間に、先生は自分の前髪を下ろして樹先生に髪型を似せてくる。
髪の色は違うし、メガネはしてないけど、前髪があると樹先生みたいだ。