私が好きになったのはどっちなの?
「急患だ。今日終わったら『Sカフェ』で待ってて。早速レッスンを始めよう」
「え?」
いきなりそんな話をされて聞き返すが、蓮先生はそのままお弁当を片付けて行ってしまう。
「……本当にキスされるかと思った」
心臓がバクバクしている。
そりゃあ、誰だってドキッとするよ。
あんな美形の顔が目と鼻の先にあるんだもん。
しかも、それが憧れの樹先生の双子の兄なのだ。
それにしても……仕事終わったらレッスン始めるって本気なの?
蓮先生のことだからからかわれたんじゃあ……。
「あっ、私も戻らなきゃ」
慌てて残りのお弁当を食べると、ナースステーションに戻り、渡辺さんと一緒に患者さんの検温や、体位交換を行う。
それから入院の荷物を持ってやってきた家族の対応をしていたら、救急から連絡があって事故に遭った八歳の男の子が運ばれてきた。
脳震盪を起こしていてまだ意識は戻らない。
ナースステーションに一番近い病室のベッドに移すと、心電図のモニタを用意して、男の子に声をかけた。
「ちょっと冷たくなるね」
「え?」
いきなりそんな話をされて聞き返すが、蓮先生はそのままお弁当を片付けて行ってしまう。
「……本当にキスされるかと思った」
心臓がバクバクしている。
そりゃあ、誰だってドキッとするよ。
あんな美形の顔が目と鼻の先にあるんだもん。
しかも、それが憧れの樹先生の双子の兄なのだ。
それにしても……仕事終わったらレッスン始めるって本気なの?
蓮先生のことだからからかわれたんじゃあ……。
「あっ、私も戻らなきゃ」
慌てて残りのお弁当を食べると、ナースステーションに戻り、渡辺さんと一緒に患者さんの検温や、体位交換を行う。
それから入院の荷物を持ってやってきた家族の対応をしていたら、救急から連絡があって事故に遭った八歳の男の子が運ばれてきた。
脳震盪を起こしていてまだ意識は戻らない。
ナースステーションに一番近い病室のベッドに移すと、心電図のモニタを用意して、男の子に声をかけた。
「ちょっと冷たくなるね」