秘密な恋愛
「佑陽くんちに?お母さん迷惑じゃない?」

「あ~…俺、1人暮らしだから」

「そうなの?」

「ん。お茶入れるから、休んでったら?」

芽依は少し間を置き
「さすがにお部屋は··。帰るよ」
(うん、お家は··ね?)

そう言って帰ろうとする芽依。
そんな芽依に佑陽は

「駅前のこの前オープンした店の数量限定ケーキあるけど。」

芽依はピタリと足を止め

「え、あの限定の··?」
とつぶやく。

(わかりやす笑。食べたいんだな?)

そんな芽依が
なんか可愛くてふと佑陽は笑う。

「わ、笑わないでよ//」
「わりぃ、なんか芽依可愛くて」

佑陽の言葉に
芽依は顔を赤くする。

「やっぱり帰るよっ」
(食いしん坊に思われても嫌だしっ)

佑陽に笑われ恥ずかしかったのか
芽依は帰ろうとすると

「なぁ怒んなよ。悪かったよ、笑って。今日スマホ届けてくれたお礼させて」

佑陽にそう言われ芽依は
「それなら··仕方ないよね!」

とぽつりと呟く。

(素直に食いたいって言えばいいのに)
佑陽は素直じゃない芽依をみて
また笑いそうになるも
我慢した。

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