クールな秋くんと絆される咲菜ちゃん
将来の約束と切ない想い
「――――小百合ちゃん、お待たせ〜」

「お疲れ!行こうか!」

「うん!」

もうすぐクリスマス。
咲菜は、小百合と秋鷹へのクリスマスプレゼントを買いに出掛けていた。

「アキに何買うの?」

「まだ、決めてなくて…」

「そっか!
とりあえず、デパート行こうか!」

「うん、そうだね!」


色んな店を回る、咲菜と小百合。

「よし、私はやっぱ財布にしよっと!」
小百合は早々に決めて、購入する。

「財布か…
秋くん、良いの持ってるんだよね…」

「マフラーとか、スヌードとかは?」

「それも沢山持ってるの、秋くん。
アクセサリーも持ってるし…」

「あー、高校ん時からチャラチャラつけてたもんね(笑)」

「バイクに乗るし、ジャンパーでも良いかな?」

「良いんじゃない?」

小百合と一緒に、店に向かう。
店内で、秋鷹に似合いそうなジャンパーを探す。

「わぁ…これ、ペアだ〜!」

「へぇ~、良いじゃん!
これにしたら?
咲菜、アキの後ろに乗るの好きなんだし!
“ドライブしよ?”って言ったら?」

「うん!」

思っていたより良い買い物が出来、満足した表情で店を出た。


「―――――――………で?どうなの?アキとは」
その後、カフェでお茶することにした咲菜と小百合。

コーヒーカップをソーサーに置いて、小百合が頬杖をついて微笑んだ。

「毎日、幸せ!」

「ずっと同棲したいって言ってたもんね、咲菜」

「うん!
朝起きてすぐに秋くんに会えるのも、寝る時秋くんに包まれて眠れるのも、ずっと夢見てたから!
デートして、別れなくていいっていうのも幸せ!」

「フフ…
咲菜見るだけでわかるわ(笑)
幸せが溢れてるもん!」

「フフ…!」

そして幸せそうに笑う咲菜に、小百合が言った。

「………夢か…
私達も、これから次を考えていかなきゃね」

「え?次?」

「うん、次!
来年は、少しずつ将来のこと考えていかなきゃでしょ?
就職活動も、三年から取りかかってた方が後が楽でしょ?」

「あ…そうだね!
…………将来か…」

ポツリと呟いてカフェオレを飲みながら、咲菜の頭にある事が浮かんだ。

“秋くんと、結婚したいな……”

「………って、さすがにそれはないか(笑)」

「ん、何?」

自嘲気味に笑う咲菜に、小百合が首を傾げる。
咲菜は、首を横に振り微笑み「ううん!就職活動、頑張んなきゃね!」と言った。


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